何かと話題のワシントン・ウィザーズ
 ワシントン・ウィザーズは、アイザイア・トーマスと1年ベテランミニマムで契約を合意した。


オールスターポイントガードのジョン・ウォールが左足アキレス腱断裂で長期離脱しており、来シーズンプレイできるかもわからない中、かつて「ボストンの王」と呼ばれた男にチームを託すこととなった。
ここ数シーズンは股関節の負傷に苦しめられ、長らく本来のプレイを見せられていないが、リハビリも完了し久しぶりに開幕を万全の状態で迎えられそうである。
2016-17シーズンに平均28.9得点を挙げ、当時在籍していたセルティックスをEAST首位に導いた時の活躍ができればプレイオフ進出も見えてくる。


ロスターにオールスター選手が4人
 現在のロスターにはジョン・ウォール、ブラッドリー・ビール、アイザイア・トーマス、ドワイト・ハワードの4選手が在籍。
4選手共にオールスター選出をされたプレイヤーなだけに、健康状態が万全であればリーグ屈指のラインナップである。
とはいえ、もうハワードも33歳と全盛期のプレイはもう厳しそうではあるが…。


来シーズンのウィザーズの課題と期待  スター選手を獲得すれば簡単に強くなれるほどNBAの世界は甘くはない。今後の課題としては、アイザイア・トーマスとブラッドリー・ビールの相性はどうなのか。アイザイア・トーマスの弱点でもあるディフェンスをどのようにチームディフェンスでカバーするのか。など課題は多い。
しかし、八村塁も入団し日本でも注目される中、175cmのアイザイア・トーマスが活躍すれば日本のバスケ選手にさらなる夢を与えることは間違いない。
FA市場もまだ始まったばかり。今後、どのような選手を獲得し、どのようなチームスタイルを確立させるかに注目したい。