新天地で更なる飛躍を
 Bリーグもオフシーズンに入り、続々と移籍・再契約の情報が流れています。今回は6月28日時点での、注目の移籍選手をまとめてみた。

松井 啓十郎

【所属】シーホース三河 → 京都ハンナリーズ
【生年月日】1985.10.16 33歳
【身長】188cm
【体重】83kg
【ポジション】シューティングガード




日本代表の経験もあるリーグ屈指のピュアシューター。
高校時代から単身渡米し、コロンビア大学を卒業後にJBLのレラカムイ北海道に入団。その後、日立サンロッカーズ、アルバルク東京へ移籍し、2017年にシーホース三河に入団するも、出場時間が年々減少し今オフに自由契約選手リスト入りしていた。キャリア10年での3Pシュート成功率は40%を超えており、そのシューターとしての力はまだまだ健在。
この移籍で岡田優とのリーグ屈指のシューターコンビが結成され、されに再契約を交わしたジュリアン・マブンガ、デイヴィッド・サイモンとのインサイドアウトは脅威となるだろう。



満原 優樹

【所属】サンロッカーズ渋谷 → 琉球ゴールデンキングス
【生年月日】1989.12.27 29歳
【身長】198㎝
【体重】110kg
【ポジション】パワーフォワード



パワーとテクニックを併せ持つリーグ屈指の日本人ビッグマン。
能代工業高校、東海大学と強豪校の主力メンバーとして活躍し、大学3年時には日本代表候補にも選ばれた。
2012-13シーズンに日立サンロッカーズへ(現サンロッカーズ渋谷)へ入団。198cmの体格を活かしたインサイドプレイはもちろん、3Pシュートまでこなせるシュートレンジの広さで「ストレッチ4」として活躍。
7年在籍したサンロッカーズ渋谷から琉球ゴールデンキングスへ移籍を決意。
どんなプレイヤーにも合わせることのできる柔軟なプレイスタイルで、岸本隆一のアウトサイドシュートを引き出し、外国人選手とのハイ&ローでインサイドの得点もアシストできる。満原の加入で的を絞らせないオフェンススタイルが確立でき、来シーズンも引き続きチャンピオンシップを狙う。



大塚 裕土

【所属】富山グラウジーズ → 川崎ブレイブサンダース
【生年月日】1987.08.23 31歳
【身長】188cm
【体重】82kg
【ポジション】シューティングガード



甘いマスクで相手のゴールを射抜く2019年のオールスターMVP。
2010-11シーズンからTGI D-RISE、宮崎シャイニングサンズ、秋田ノーザンハピネッツ、サンロッカーズ渋谷、富山グラウジーズと5チームに在籍。
昨シーズンは、レギュラーシーズン58試合に先発出場し、1試合平均9.2得点、3P成功率37.7%を記録。そして2019年のオールスターゲームでは6本の3Pシュートを含む24得点を記録しMVPを受賞。
クラブ創設70周年の古豪川崎ブレイブサンダースへ入団を決意し、さらなるステップアップを狙う。 シューターの辻直人が左肩関節脱臼で開幕に間に合うか不安材料のある中、復帰までどこまで実力を発揮しチームを勝利へ導くことができるか期待が掛かる。



アイラ・ブラウン

【前所属】琉球ゴールデンキングス → 大阪エヴェッサ
【生年月日】1982.08.03 36歳
【身長】193cm
【体重】105kg
【ポジション】パワーフォワード



リーグ屈指のアスレティックプレイヤー。
八村塁と同じゴンザガ大学を卒業し、メキシコ、アルゼンチン、フィリピンのクラブチームでプレイ。2011-12シーズンに富山グラウジーズへ入団、その後はサンロッカーズ渋谷、琉球ゴールデンキングスとチーム渡り歩き、どのクラブでも主力として活躍。2016年8月に日本国籍を取得し、ニック・ファジーカスが帰化する前までは、日本代表としてワールドカップ予選に6試合出場。1試合平均10.5得点、9リバウンド、1.3スティール、1ブロックをマークした。
持ち前の機動力を活かしたランニングプレイからのパワフルなダンクで、新天地の大阪エヴェッサでも変わらずチームの得点源として活躍するであろう。



与那嶺 翼

【所属】金沢武士団 → 岩手ビッグブルズ アシスタントコーチ兼アカデミーコーチ
【生年月日】1983.05.13 36歳
【身長】173cm
【体重】69kg
【ポジション】ポイントガード


プロ生活13シーズン、沖縄に栄光をもたらしたベテラン司令塔がついに引退。
2006年に大学卒業後、当時bjリーグに所属していた大分ヒートデビルズに入団。2009年に琉球ゴールデンキングスへ移籍するとチームの司令塔として、2011-12シーズンにリーグ優勝へ導いた。
絶対的なリーダーシップとゲームコントロールでチームを牽引し、キャプテンとしてチームメイトからも信頼の厚い選手であった。
岩手ビッグブルズではアシスタントコーチ兼アカデミーコーチとして、次なるキャリアをスタートさせる。