偉大なアスリートが天に旅立った。
未だに受け入れられてはいないが、少しずつ整理が出来てきたので文字に起こしてみようと思い、記事を書くことにした。
まとまりのない内容だとは思いますが、ご容赦いただきたい。
2020年1月27日の早朝、いつものルーティンでTwitterを開いた時にその訃報を知ることとなった。
異常なほどに海外の記事のリツイートや、フォロワーの「コービー」という文字が並んでおり、何が起きているのか把握する事に少し時間を要した。
コービー・ブライアントがヘリコプター事故で亡くなった。
これはフェイクニュースだろうと、様々な記事、SNSで調べてみるが、どこも同じ文字が並んでおり、さらにコービーの娘のジアナを含む全員が死亡という最悪な結末を知ることとなった。
平日なので会社へ行かなければならなかったが、Twitterの更新、放心状態、Twitterの更新、放心状態とその繰り返しが1時間ほど続いた。
その後、家を出て通勤電車の中で再びTwitterを開き、「実は誤報でした」という内容がないか確認をするも、そのような記事はどこにもなく。ただ偉大な人物の死を悲しむツイートばかりであった。
そしてコービーの死の直後に行われたNBAの試合で、ティップオフ直後の24秒を使い切る、バックコートで8秒を使い切るなど、追悼の意を示したプレイを目にした瞬間に、「これは事実なのだ」とようやく理解し、涙が溢れた。
The Hawks and @washwizards took 8 second and 24 second violations to honor Kobe Bryant. pic.twitter.com/ty7rZgyjFn
— Atlanta Hawks (@ATLHawks) January 26, 2020
今の現役選手の多くは、誰もが憧れた選手の一人であったコービー。彼の死の直後にプレイをするといことは、尋常じゃないほどの精神力が必要だと思う。
スパーズのデマー・デローザンは「彼からすべてを学んだ」と語るほど、今の現役選手にとってコービーに憧れであり、コービーを見てバスケットボールをはじめ、コービーのようになりたいと思いNBA入りをしている選手も少なくはないはず。彼らのアイドルであり、ライバルであり、師であったコービーの死を受け入れるのは時間が掛かるはずだ。
そんな中でプレイをした選手たちは、本当にプロフェッショナルだと感じた。
DeMar DeRozan with a heartfelt message on what Kobe Bryant meant to him. pic.twitter.com/ka69lTsJxL
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) January 27, 2020
私がNBAの試合を初めて見たのは2001年の3月頃、レイカーズ対ラプターズの1戦。
レイカーズはシャック&コービーを要し、ラプターズには現在も現役でプレイする史上最高のダンカーであるビンス・カーターがエースであった。
当時中学生の私にNBA選手の知識はなく、彼らがどれほどのスタープレイヤーかは知らなかった。
しかし、解説者が「コービーとカーターはネクストジョーダンと呼ばれている」というコメントで、すごい選手なのかとそのプレイに注目した。
試合はカーターが28得点、コービーが29得点と両エースが活躍し、97対85でレイカーズが勝利を収めた。
すでに勝敗が決まった試合終盤、コービーがベンチで居眠りをしているシーンが映されていたのを今でも覚えている。
レギュラーシーズンの1試合、30得点オーバーや何かの記録が生まれた特別な試合でもなかったが、その華やかで力強いプレイの数々を見た私は一瞬にしてNBAの虜になってしまった。
この試合の影響もあり、自分の中で最も偉大な選手はコービー・ブライアントであり、今でもビンス・カーターが一番好きなNBA選手であり、2001年のレイカーズとラプターズは自分の好きなチームのトップに入る。
もしこの試合を見ていなければ、もし別の試合を見ていたら、私のバスケットボール人生は違ったものになっていたと今でも思う。
まだ19年程度しか見ていないが、常にコービーはNBAのアイコンとして存在していた故に、数々の伝説、名言などを残してきた。そんな彼がいないなんて。つい先日引退したばかりだというのに。
まだコービーは41歳、娘は13歳。どちらも亡くなるには早すぎる。NBAのコートサイドでコービーとジアナが並んで試合観戦をしているシーンが多くみられただけに悔しい気持ちでいっぱいである。
コービーとジアナだけではなく、ヘリを操縦していたパイロット、ベースボールチームの監督とその家族など、同乗していた全員が一瞬でその命を奪われた。
亡くなられた人と私はもちろん会ったこともなければ、連絡先も知らない。しかし、今まで感じたことのない感情に襲われ悲しんだ。たぶん同じような感情を抱いた人も多いと思う。
Twitterには、その人それぞれのコービーへの思いや、印象に残っているストーリーなどが紹介され、どれだけ多くの人に影響を与えていたか、コービーがどれだけ偉大であったかを改めて知ることができた。
まだまだコービーへの思いが溢れているが、下手な文章ではまとめきれないので、コービーの様々なシーンをまとめて締めくくりたい。
RIP KobeBryant.
Mamba Forever.
NBAの公式追悼ムービー
引退試合での最後のスピーチ
アカデミー賞を受賞したコービーの短編アニメーション
コービーの永久欠番セレモニーでのスピーチ
マディソンスクエアガーデンでの追悼
レイカーズの試合前のトリビュート
— Los Angeles Lakers (@Lakers) February 1, 2020
そして選手紹介はすべてコービー
“Number 24, 6’6, 20th campaign from Lower Merion High School...” pic.twitter.com/H314wWufA2
— Los Angeles Lakers (@Lakers) February 1, 2020
コメント