世界が注目する将来有望な若手10選手
先日、海外のバスケットボールメディア「FADEAWAY WORLD」にて、面白い内容が記事になっていたので紹介したいと思う。
今回「FADEAWAY WORLD」で紹介されたのは、各世代で活躍する高校トップクラスの新入生や、大学で注目されるルーキーなど、アメリカ国内外でプレイする次世代のNBAを牽引するかもしれない“期待の新星”10選手をピックアップしていたのでその選手たちを記事を基に紹介したい。
先日、海外のバスケットボールメディア「FADEAWAY WORLD」にて、面白い内容が記事になっていたので紹介したいと思う。
今回「FADEAWAY WORLD」で紹介されたのは、各世代で活躍する高校トップクラスの新入生や、大学で注目されるルーキーなど、アメリカ国内外でプレイする次世代のNBAを牽引するかもしれない“期待の新星”10選手をピックアップしていたのでその選手たちを記事を基に紹介したい。
▼「FADEAWAY WORLD」の元記事
1. クーパー・フラッグ(Cooper Flagg)
1. クーパー・フラッグ(Cooper Flagg)
2025年クラスで最も注目される逸材
2006年12月21日生まれの17歳で、206cm、91kgのスモールフォワード。ノコミス・リージョナル高校では1年目のシーズンに平均20.5得点、10.0リバウンド、6.2アシスト、3.7ブロック、3.7スティールを記録し、ルーキーで初めてメイン州ゲータレードの年間最優秀選手に選ばれた。州大会決勝戦では22得点、16リバウンドを記録しチームの勝利に貢献。2年目のシーズン開幕前にモントバード・アカデミー高校へ転校。フープホール・クラシックの試合では21得点・5リバウンド・3アシスト・5スティールを記録してMVPを受賞。高校1年目のシーズン終了後、所属する2025年クラスの中で3位の評価を受け、すでにNCAAディビジョンIのデューク大学への入学が決まっており、2023年8月に学年変更し卒業を1年早めることを決断している。
2022年に開催されたFIBA U17バスケットボール・ワールドカップのアメリカ代表に選出された。この大会では平均9.3得点、10リバウンド、2.9ブロック、2.4スティールを記録してオールトーナメントチームに選出され、スペインとの決勝では10得点、17リバウンドを記録して勝利に貢献。この活躍により、USAバスケットボール男子最優秀アスリート賞を史上最年少で受賞した。
2. オリヴィエ・リウー(Olivier Rioux)
ギネス記録を持つ規格外の若きビッグマン
2006年2月2日生まれカナダ出身の17歳。身長228cm(サイトによっては231cm)、132kgで15歳の時に世界で最も背の高いティーンエイジャーとしてギネス記録に登録されているビッグマン。
カナダのモントリオールで育ったリウーは、12歳の時にスペインで行われたトーナメントの試合で無双する動画が世界で注目されNBAのスター選手も注目した。アンダーカテゴリーでカナダ代表としてもプレイし、FIBA U17バスケットボール・ワールドカップでは平均2.7得点、4.7リバウンド、0.3アシストと数字は残せなかったものの、そのポテンシャルの高さに注目が集まっている。
現在は米国最高のバスケットボールスクールの1つであるIMGアカデミーに通っており、来シーズンからはフロリダ大学でプレーすることが決まっている。全米のどの選手名簿でもNCAA選手最長身プレイヤーとなる彼の成長次第ではビクター・ウェンバンヤマやチェット・ホルムグレンに並ぶ超大型ビッグマンとして活躍する可能性がある。
3. ザック・イーディ(Zach Edey)
カナダが誇る次世代の正統派ビッグマン
2002年5月14日生まれの21歳で224cm、136kgの大型ビッグマン。富永啓生と同じNCAA ⅠのBig Tenカンファレンスに属するパデュー大学の4年生で攻守に渡ってペイントエリアを支配。
近年のビッグマンによくあるアウトサイドショットや巧みなハンドリングやアシストなど、いわゆるユーロタイプのビッグマンではなく、恵まれた体格を活かしたパワフルなプレイでインサイド掌握する正統派なセンタープレイヤーである。キャリアで1試合平均22.3得点、12.9リバウンド、2.3ブロックを記録し、2022-23シーズンにはネイスミス賞、AP年間最優秀選手賞、ウッド賞など主要タイトルを総なめにし、NBAドラフトへエントリーすると目されていたがもう一年大学でのプレイを選択した。
近年のビッグマンによくあるアウトサイドショットや巧みなハンドリングやアシストなど、いわゆるユーロタイプのビッグマンではなく、恵まれた体格を活かしたパワフルなプレイでインサイド掌握する正統派なセンタープレイヤーである。キャリアで1試合平均22.3得点、12.9リバウンド、2.3ブロックを記録し、2022-23シーズンにはネイスミス賞、AP年間最優秀選手賞、ウッド賞など主要タイトルを総なめにし、NBAドラフトへエントリーすると目されていたがもう一年大学でのプレイを選択した。
2023年のワールドカップではカナダ代表として大学生で唯一メンバー入りを果たし、6試合に出場で3.8得点、1.4リバウンドを記録した。
4. マハマドゥ・ランドール(Mahamadou Landoure)
ヨーロッパで暴れる次世代のドミネーター候補生
5. モハメド・ダボーン(Mahamadou Landoure)
6. アブドラマネ・シビー(Abdramane Siby)
7. ジョナサン・モグボ(Jonathan Mogbo)
8. ジョナス・ブーレファー(Jonas Boulefaa)
9. マイケル・ルジッチ(Michael Ruzic)
10. ズボニミール ・イヴシッチ(Zvonimir Ivisic)
現在NBAでは新人のビクター・ウェンバンヤマやチェット・ホルムグレンなど220cmを超える“超絶ビッグマン”が注目されている。個人的に2000年代からNBAを見始め、シャキール・オニールやヤオ・ミン、ディケンベ・ムトンボなど、ビッグマン全盛の頃を見ていたのでビッグマンにロマンを感じるタイプであり、現在ウェンビーやチェットの活躍にはわくわくしている。
彼らの前にはボル・ボルやタッコ・フォール、ボバン・マリヤノビッチなど続々とビッグマンがNBAでプレイをしており、スモールボールが主流と言われる中、ニコラ・ヨキッチ、ジョエル・エンビートなどがシーズンMVPを獲得するなど、再びビッグマンが台頭する時代が到来している。
今回紹介した10選手の中からNBAでプレイし、再びビッグマンがリーグを席巻する時代に拍車をかける存在となるか今後のNBAドラフトなどにも注目していきたいたい。ランドールはマリ出身の現在14歳ながら211cm、90kg以上の恵まれた体格を活かしレアル・マドリードの下部組織でプレイをしている若き新星。
2023年に行われたエンデサ・ミニカップへ出場すると決勝戦で56得点、33リバウンド、5ブロックと驚異的なパフォーマンスを披露しMVPを受賞、全世界が彼の存在を認識した。この大会にはかつてルカ・ドンチッチやリッキー・ルビオなどもプレイし注目を集めた大会である。
ランドールのプレイスタイルはウィルト・チェンバレンやシャキール・オニールなどのビッグマンからインスピレーションを受けており、自身も彼らのプレイを見て学んでいるとインタビューでも語っている。アウトサイドシュートなどはあまり得意ではなく、ほぼペイントエリアでの得点だが、まだ14歳であることを考えると更なる進化に期待される。
2023年に行われたエンデサ・ミニカップへ出場すると決勝戦で56得点、33リバウンド、5ブロックと驚異的なパフォーマンスを披露しMVPを受賞、全世界が彼の存在を認識した。この大会にはかつてルカ・ドンチッチやリッキー・ルビオなどもプレイし注目を集めた大会である。
ランドールのプレイスタイルはウィルト・チェンバレンやシャキール・オニールなどのビッグマンからインスピレーションを受けており、自身も彼らのプレイを見て学んでいるとインタビューでも語っている。アウトサイドシュートなどはあまり得意ではなく、ほぼペイントエリアでの得点だが、まだ14歳であることを考えると更なる進化に期待される。
5. モハメド・ダボーン(Mahamadou Landoure)
12歳ですでにNBA候補と目される逸材
西アフリカに生まれ現在スペインの強豪FCバルセロナに所属する12歳のモハメド・ダボネは、身長がすでに208cmと驚かされるものの、その体格だけではない。運動能力、スキル、機動性、そして完成されたプレイの組み合わせが、既に世代最高峰。まだ成長段階でこれほどスキルフルなプレイヤーは類を見ない。スペインで行われたU-15 FLLトーナメントで25得点、14リバウンド、6ブロックのパフォーマンスを披露しチームを勝利に導きトーナメントMVPを受賞と、彼が順調に成功への道を進んでいることを物語っている。NBAドラフトの対象となるのは2031年。それまでに何度世界を驚かせるか期待しかない。
6. アブドラマネ・シビー(Abdramane Siby)
12歳ですでにNBA候補と目される逸材
マリ出身で現在17歳のアブドラマネ・シビーは、211cmでアドリア海ジュニアABAリーグのメガMIS U-19チームに所属している。彼は、226cmのウィングスパン、優れた機動力、ショットブロックなどの驚異的なディフェンス勘を備えたディフェンシブビッグマンである。メガMISのKLS U‐19リーグでは18得点、13リバウンド、11ブロックでトリプルダブルを記録し、圧倒的なパフォーマンスを披露。
スタッツとしてはまだ粗があり、アウトサイドショット、3Pシュートもほぼない。まだ成長段階ではあるものの、リムプロテクターとしての活躍は文句なし。2024年、2025年のNBAドラフトに向けて彼がエントリーするか注目される。
7. ジョナサン・モグボ(Jonathan Mogbo)
大学バスケットボール界の成り上がりスター
現在大学2年生で22歳のモグボは、このリストの中で最も苦労人である。高校に入学した時は175cm、56kgのコンボガードで卒業後はNCAAのディビジョン1からのオファーは0だった。その後インディペンデンス・コミュニティ・カレッジで1年、ノースイースタン・オクラホマA&Mで1年プレイした後、ミズーリ州立大学へ編入。平均24.4分出場で8.0得点、7.0リバウンドを記録し、シーズン終了後にNCAAディビジョン1のサンフランシスコ大学に編入し、ようやくトップリーグでのプレイを叶えた。
身長は203cmまで伸び、2023-24シーズンは先発フォワードとして20試合に出場、1試合平均15.0得点、10.5リバウンド、1.8スティール、1.0ブロックと数字を上げている。ペリメーターのショットクリエーションには欠けるものの、高校時代はまったく無名だった彼は、今ではNBAモックドラフトで2順目指名候補としてランクインするほどにまで成長した逸材として注目をされている。
8. ジョナス・ブーレファー(Jonas Boulefaa)
次世代のフランス代表スター
現在、ビクター・ウェンバンヤマやビラル・クリバリなど若いフランス人選手が活躍しているが、次なるスターがフランスには控えている。ブーレファーは現在17歳で205cmのビッグマンで、フランスNM1リーグのポール・フランスに所属し、2023年のFIBA U16 European Championshipでフランス代表としてもプレイしており、7試合で平均13.3得点、7.3リバウンド、2.1アシストと国際大会でも活躍をしている。
2023-24シーズンは、1試合平均11.7得点、5.2リバウンド、1.5スティールと飛躍的に成長し、ヨーロッパの選手らしいテクニックと3Pシュートもこなせるオールラウンドプレーヤーとしての能力も高く、次期NBAプレイヤーの有望株と評されている。
9. マイケル・ルジッチ(Michael Ruzic)
発展途上の若きクロアチアのビッグマン
17歳のクロアチア人パワーフォワードとしてプレイするマイケル・ルジッチは、身長206cm、体重92kgで、NBAで次の国際的スーパースターの一人になることを目指している。
スペインのリーガACBに所属するホベントゥート・バダローナへ入団し、1年目となる今シーズンは1試合平均5.7得点にとどまっているが、成長の兆しは見えている。非常に効率的に得点を決め、FG成功率は64.0%、3Pシュートは41.2%を記録。まだ完全に成長したとは言えないが、状況に応じての適応能力と機動力、そしてシュートレンジの広さは、すでにNCAAやNBAレベルだと考えられている。
今後の課題としては、利き手とは逆の手でのフィニッシュに苦手意識が有りそこを克服することができればトップレベルのプレイヤーへ成長は一気に加速するであろう。
今後の課題としては、利き手とは逆の手でのフィニッシュに苦手意識が有りそこを克服することができればトップレベルのプレイヤーへ成長は一気に加速するであろう。
10. ズボニミール ・イヴシッチ(Zvonimir Ivisic)
ケンタッキー大学でインパクトを残す「Big Z」
先に紹介したマイケル・ルジッチと同じクロアチア出身の21歳。218cmのビッグマンで「Big Z」の愛称で親しまれる。2023年10月初旬に名門のケンタッキー大学への入学が許可されたものの、コートに立つためにはNCAAからの許可が必要であった。そして2024年1月20日、ついにNCAAからプレイする許可が下り、わずか数時間後のジョージア大学との試合で待望のデビューを果たす。ベンチからの出場し16分間で13得点、5リバウンド、2アシスト、2スティール、3ブロックというこれまで出場できなかった鬱憤を晴らすかのようなプレイぶりを披露しそのポテンシャルの高さを全米へ披露した。
その体格、敏捷性、バスケットボールIQ、アウトサイドシュート、リムプロテクションの融合により、現代の「ユニコーン」の系譜を継いでいる。現時点では2024年のNBAモックドラフトでは2順目指名が予想されているが、今後の活躍次第では1順目指名も夢ではない。
現在NBAでは新人のビクター・ウェンバンヤマやチェット・ホルムグレンなど220cmを超える“超絶ビッグマン”が注目されている。個人的に2000年代からNBAを見始め、シャキール・オニールやヤオ・ミン、ディケンベ・ムトンボなど、ビッグマン全盛の頃を見ていたのでビッグマンにロマンを感じるタイプであり、現在ウェンビーやチェットの活躍にはわくわくしている。
彼らの前にはボル・ボルやタッコ・フォール、ボバン・マリヤノビッチなど続々とビッグマンがNBAでプレイをしており、スモールボールが主流と言われる中、ニコラ・ヨキッチ、ジョエル・エンビートなどがシーズンMVPを獲得するなど、再びビッグマンが台頭する時代が到来している。
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