Bリーグチャンピオンシップ出場チーム確定!
2024年5月6日にすべてのレギュラーシーズンの試合が終了し、チャンピオンシップの組み合わせが決定した。
🏆日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24🏆
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 6, 2024
クォーターファイナルの対戦カードが決定!#Bリーグ#日本生命Bリーグチャンピオンシップ#WinTheDay pic.twitter.com/s4MugqmhaZ
近年稀に見る終盤までどのチームが出場するかわからない大混戦となったレギュラーシーズンの中、左の山がすべてリーグ制覇経験チーム、右の山は優勝経験のないチームという組み合わせに。混戦が予想されるチャンピオンシップの各チームの対戦予想をしたい。
▼前回の記事
アルバルク東京(東地区2位:48勝12敗)vs 琉球ゴールデンキングス(西地区2位:41勝19敗)
🏆日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24🏆
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 9, 2024
🔥QUARTERFINALS
🆚アルバルク東京vs琉球ゴールデンキングス
質実剛健のA東京か昨年王者・琉球か。
GAME1:5.10(金) 19:05 TIPOFF
GAME2:5.11(土) 19:05 TIPOFF
GAME3:5.13(月) 19:05 TIPOFF※@ALVARK_TOKYO @RyukyuKings #Bリーグ… pic.twitter.com/HKXhZsLakZ
直接対決では第21節の連戦のみで1勝1敗と勝敗は互角。この対戦はBリーグ開幕戦が行われた代々木第一体育館での試合で、第1戦はオーバータイムに縺れる大接戦で東京が勝利し、第2戦は、序盤琉球が優位に進めるも後半東京の猛攻を交わし2点差で琉球が勝利を収めている。
■今季対戦成績
2024.02.04 アルバルク東京 74-76 琉球ゴールデンキングス
2024.02.03 アルバルク東京 91-80 琉球ゴールデンキングス
柔の東京vs剛の琉球
アルバルク東京は常に安定した成績で勝利を重ね、Bリーグ参戦以降チーム史上最高勝率を記録。宇都宮ブレックスに次ぐリーグ2位の平均70.0失点と鉄壁のディフェンスを誇る。ライアン・ロシター、セバスチャン・サイズ、レオナルド・メインデル、アルトゥーラス・グダイティスというリーグ屈指のインサイドを誇り、ガードには日本代表にも選出され進化をし続けるテーブス海を始め、オフェンシブな安藤周人、エースストッパー小酒部泰暉、ベテラン橋本竜馬が名を連ね、ザック・バランスキー、吉井 裕鷹のフォワード陣とタレント揃いである。シーズンを通して様々な選手をローテーションさせる采配で、大きな怪我人も出さずに終盤にはロシター、サイズを休養させチャンピオンシップに向けコンディションを整えている。直接対決時に守護神であるアルトゥーラス・グダイティスがいなかったため、琉球のスリービッグに対しての対抗としてどのような守りを見せるか注目である。
前年度のリーグチャンピオンである琉球ゴールデンキングスは、シーズン序盤から西地区首位に立つものの、12月後半からは東アジアスーパーリーグ(EASL)の出場などハードスケジュールの中、連敗もあり徐々に失速。昨シーズンファイナルの再戦となった天皇杯決勝では、千葉ジェッツに48点差の大敗を喫するなど暗雲が立ち込めていた。そしてシーズン終盤の第35節に西地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連敗し、最終節の名古屋の勝利により西地区7連覇を逃す結果となった。
シーズン中盤にはアレックス・カークが帰化選手となり、ジャック・クーリー、アレン・ダーラムの強力なインサイドを要し、リーグ3位の平均40.8リバウンドを記録。日本人エースの今村佳太とMr.キングスの岸本隆一がチームを牽引し、牧隼利、松脇圭志が脇を固め、エースキラー小野寺祥太、攻守万能フォワードのヴィック・ローと戦力は王者として十分にある。桶谷大ヘッドコーチが最終節の広島ドラゴンフライズとの第1戦敗戦後の記者会見で「セカンドユニットの安定が必要」と述べた通り、安定感が勝利の鍵となりそうだ。
第21節の直接対決後に、ザック・バランスキーが岸本隆一に「また決勝で会おうね」と話していたが、決勝ではなくファーストラウンドで早くも再戦する形となった。
両チームのキープレイヤー
アルバルク東京はチームの潤滑油でもあるライアン・ロシターをあげたい。琉球ゴールデンキングスの強力なインサイドにパワーで対応するのではなく、得点、リバウンド、アシスト、ディフェンスとオールラウンドにこなすことのできるロシターの活躍がキーとなる。直接対決では第1戦で39分出場し14得点、15リバウンド、6アシスト、1スティール、2ブロック、第2戦で36分で14得点、9リバウンド、3アシスト、1ブロックと攻守の要となっている。攻守の起点となる彼をアレン・ダーラム、ヴィック・ローなどのビッグマンがどのように仕事をさせないようにするか注目ではある。
一方琉球ゴールデンキングスはジャック・クーリーをあげたい。大黒柱クーリーのできが試合を左右するといっても過言ではないほどに絶対的な支配力を発揮し、彼のリバウンド力があるからこそ、他のシューター陣も思い切ってシュートを打つことができる。攻守でチームを支えるクーリーがアルバルク東京のセバスチャン・サイズやアルトゥーラス・グダイティスとのマッチアップでどこまで仕事をさせずインサイドを制圧できるかが勝利には必要不可欠である。
対戦結果予想
2勝1敗でアルバルク東京が勝ち進むと予想します。全選手機動力もありチームとしての完成度が高いアルバルク東京に対して琉球ゴールデンキングスは苦戦を強いられるはずである。しかし、琉球が誇る驚異のスリービッグラインナップは直接対決第2戦の前半のようにハマれば圧倒することは可能。連覇を狙うもCS進出会見で今村佳太が「チャレンジャーの気持ちを持って臨む」とコメントした通り、琉球ゴールデンキングスの底力でこのシリーズは盛り上がるであろう。
初戦は5月10日(金)有明コロシアムで19:05からTIP OFFである。
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