コメディから感動の実話まで数々の映画が目白押し

 バスケットボールファンなら必ず見ておきたいバスケットを題材にした映画を紹介。バスケファンでなくても楽しめるコメディ映画や、黒人差別などの社会問題に挑んだ実話を基にしたヒューマンストーリー映画などもあります。

 
スペース・ジャム
公開:1996年
配給:ワーナー・ブラザース
上映時間:100分

ルーニー・テューンズのアニメーションと実写をからめたマイケル・ジョーダン主演の映画。
マイケル・ジョーダンに加えて、チャールズ・バークレー、ラリー・バード、パトリック・ユーイング、マグジー・ボーグズ、ラリー・ジョンソン、ショーン・ブラッドリーなどNBAトップ選手が出演している。

▼あらすじ
宇宙の果てにあるアミューズメントパーク、モロン・マウンテン。そこの重役スワックハンマーは、地球のアニメキャラクターたちを誘拐して働かせようと考えた。バッグス・バニーは彼らに、たかをくくってバスケットボールでの勝負を持ちかける。だが、相手はNBAの選手からパワーを奪ってパワー・アップ。慌てたバッグスは、現実世界からマイケル・ジョーダンを連れてこようとするが、当のジョーダンはバスケを引退し、野球選手を目指していた…。



アンクル・ドリュー
公開:2018年
配給:ライオンズゲート
上映時間:103分

2017年に公開された初日で100万回再生されたペプシコーラのCMに出てくるキャラクター、ドリュー爺さんを主人公にした映画。
CMの内容は、街中でストリートバスケをしている青年たちのところによぼよぼのお爺さんが登場し、一緒にプレイをする。最初はおぼつかないプレイだったが、突如驚異のハンドリングスキルやダンクシュートを決め周囲を驚かせるというストーリー。ドリュー爺さんの正体は特殊メイクをしたNBAのトッププレイヤー、カイリー・アービングであった。
映画には、特殊メイクでお爺さんに変身したシャキール・オニール、レジー・ミラー、クリス・ウェバー、ネイト・ロビンソンなどが登場する。

▼あらすじ
マイケル・ジョーダンに憧れバスケを始めた青年ダックスは、あるトラウマから選手の夢を諦め、ストリートバスケチームのコーチをしていた。ある日、ひょんな事からかつて伝説のバスケ選手だったドリュー爺さん(カイリー・アービング)と出会う。ドリュー爺さんのかつての仲間で爺さんドリームチームを結成し、ニューヨーク最大のストリートバスケ大会に挑み、大切な仲間や愛を取り戻していく。

元ネタであるペプシのCMはこちら





グローリー・ロード
公開:2006年
配給:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
上映時間:118分

全米大学バスケット史上もっとも重要かつ奇跡の出来事と言われている実話を描いた映画。
舞台は60年代アメリカ。白人至上主義の大学バスケ界で初めて黒人主体のチームを作り上げ、偏見や障害を乗り越え、栄光を勝ち取るコーチの実話を映画化した感動のサクセスストーリー。

▼あらすじ
舞台は1960年代アメリカ。白人至上主義で、大学バスケットボールの試合では、黒人はホームで1人、アウェイで2人、負けているときで3人しか出場させないという暗黙のルールがあった。
そんな中、女子の高校チームの監督からテキサスの田舎町の大学チームであるテキサス・ウエスタン大学にスカウトされたドン・ハスキンズは、各地で黒人をスカウトする。結果チームは白人5人、黒人7人という他に類を見ないチーム構成となった。スタートから黒人3人を試合で使うなど当時はありえないことだったのである。様々な妨害を受けながらも連勝を続け、ついに全米No.1を決めるNCAAトーナメント決勝に駒を進める。





コーチ・カーター
公開:2005年
配給:パラマウント映画
上映時間:136分

カリフォルニア州・リッチモンド高校のバスケットボール部コーチのケン・カーターの実話を題材とした映画。ダンサーのチャニング・テイタムは本作が映画デビュー作であり、主題歌のPVにも出演。スポーツ映画にありがちなCGや編集により上手く見せる演出がほとんどなく、キャストの実際のバスケットボールのプレイを撮影しているので、リアリティが見ごたえあり。

▼あらすじ
アメリカのとある犯罪都市・リッチモンド。この街にあるリッチモンド高校は、落ちこぼれ生徒たちの集まりで、大学へ行く者はごくわずかで卒業した生徒の半分が逮捕される現状だった。それは高校のバスケットボールチーム「オイラーズ」も例外ではなく、ほとんど試合に勝ったことがないこのチームに、高校のOBであるケン・カーターが新しいコーチとして赴任してくる。だが、彼はバスケの技術を教えるよりも先に、選手たちとある契約を交わす。それは「学業で決められた成績以上を残すこと」「授業には必ず出席すること」「試合の日には正装すること」といったものだった。これを守らない者は試合に出さないという彼に、もちろん選手は反発。チームを去る者までいたが、彼は規律を守ることが勝利のカギだと、意見を変えることはなかった。そして、彼は残った選手に対し、激しいスパルタ練習を課していく。



ラストゲーム
公開:1998年
配給:タッチストーン・ピクチャーズ
上映時間:134分

監督、製作、脚本はバスケットボールの熱狂的なファンであるスパイク・リーが務め、主演にデンゼル・ワシントン、共演はNBAのトッププレイヤーとして活躍したレイ・アレン、そしてミラ・ジョヴォヴィッチも出演している。

▼あらすじ
ジーザスは才能あるバスケットボール選手で、高校の卒業を控えて大学へ行くか、NBAに入団するか悩んでいた。そんな彼の前に、父親ジェイクが現われる。ジェイクは、母を死なせた罪で刑務所に入っていたが、一週間の期限で出所してきたのだった。ジーザスは激しく反発するが…。



スペース・ジャム2の制作が決定
 NBA現役最強選手のレブロン・ジェームスが、今夏に「スペース・ジャム2」の撮影を開始する。
バックス・バニーといったルーニー・テューンズのアニメキャラと現役NBA選手の実写を融合した作品として今回も話題に。「スペース・ジャム2」ではレブロンだけではなく、デイミアン・リラード、クレイ・トンプソン、アンソニー・デイビスなどの現役NBA選手も出演することが決まっている。
公開は2021年とまだ先だが、前作をおさらいしながら他のバスケットボール映画を見るのはいかがでしょうか。