NBAのFA市場も熱いが、Bリーグも負けてない!

 今シーズンも終わり、オフシーズンへ突入したバスケト業界。
NBAではカイリー・アービングやケビン・デュラントなどのTOPプレイヤーがどのチームと契約をするのか注目が集まるが、
リーグも同じく移籍や再契約の話題で持ちきりである。
シーホース三河へ移籍した川村卓也、ダバンテ・ガードナーや、川崎ブレイブサンダースには大塚裕土と熊谷尚也が移籍。
各チーム戦力補強をしている中、6月19日時点で自由契約リストに上がっている注目選手を紹介していこうと思う。


石井 講祐
【前所属】千葉ジェッツ
【生年月日】1987.09.29 31歳
【身長】182cm
【体重】83kg
【ポジション】シューティングガード

2013-14シーズンから6年間千葉ジェッツに在籍し、今シーズンの3P成功率はリーグトップの45.2%を記録。
シュート力に注目が集まりがちだが、ディフェンス力にも定評があり、平均スティール数は1.4本と高い数字を残している。
天皇杯3連覇、52勝8敗のリーグ史上最高勝率は、彼なしでは成し得なかったであろう。
更なる成長を求め、新天地への移籍を決意した石井を獲得するのはどのチームなのか注目である。



ジェフ・エアーズ
【前所属】琉球ゴールデンキングス
【生年月日】1987.04.29 32歳
【身長】206㎝
【体重】109kg
【ポジション】パワーフォワード

2013-14シーズンにサンアントニオ・スパーズの一員としてNBA制覇を経験したビッグマン。
琉球ゴールデンキングスでは、1試合平均15.2得点、9.2リバウンドを記録し、元NBA選手としての実力を発揮した。
206㎝、109kgの体格を誇り、インサイドでの存在感はリーグ屈指。
海外のリーグへ移籍する可能性もあるが、来シーズンもBリーグでプレイしてもらいたい選手である。


※琉球でのハイライト動画がなかったのでスパーズ時代のハイライトシーンはこちら。



津山 尚大
【前所属】ライジングゼファー福岡
【生年月日】1996.04.16 23歳
【身長】180cm
【体重】79kg
【ポジション】ポイントガード

高校卒業前にアーリーエントリー制度でプロデビューを果たしたが、琉球ゴールデンキングスでは出場機会が恵まれず。
プレイタイムを求め、高校時代に過ごした福岡への移籍を決意するも、チームはリーグ最下位に終わってしまった。
彼の魅力は、持ち前のフィジカルを活かしたドライブと精度の高いシュート力、そして23歳という若さ。
自身の夢でもある海外挑戦の夢を語っているが、まだまだ課題は多い。
自分が中心となれるチームへの移籍か、経験を積むために強豪チームへ移籍をするか、はたまた海外リーグで契約を勝ち取るか。
どの選択も彼にとってはプラスに働くであろう。



田渡 修人
【前所属】三遠ネオフェニックス
【生年月日】1990.01.06 29歳
【身長】185cm
【体重】79kg
【ポジション】シューティングガード

3Pシュート成功率は37.6%という制度と、試合終盤の勝負どころでビッグショットを沈めるクラッチ力を持つチームNo.1シューター。
チームメイトの太田敦也などのインサイド選手のポストプレイに合わせ、キックアウトからのアウトサイドショットは幾度となくチームを救った。
さらに天性のバスケットセンスの持ち主でもあり、チームメイトを活かす司令塔としての能力も発揮しコンボガードとしても活躍。
bjリーグ時代から4シーズン過ごしたチームを離れ、新天地は積極的なシュートとゲームメイクで相手チームの脅威となること間違いなしだ。



木下 博之
【前所属】大阪エヴェッサ
【生年月日】1980.02.18 39歳
【身長】177cm
【体重】71kg
【ポジション】ポイントガード

2年連続でJBLベスト5、2009-10シーズンのアシスト王、日本代表選出など、輝かしい経歴を持つベテラン司令塔。
今シーズンは、13試合の先発を含む41試合に出場、1試合平均6.3得点、3.8アシストを記録。
闘争心むき出しの強気なゲームメイクと、圧倒的なリーダーシップは今も健在。
かつて所属していたパナソニックトライアンズのラストイヤーで、オールジャパン制覇を成し遂げた時の奮闘振りは今でも鮮明に覚えている。
「新たな道を模索し、もう一度花を咲かせられるように頑張りたい」とコメントするように、再び優勝を手にしてもらいたい。


※パナソニック時代はキレッキレでしたね。




すでに自由契約リストに上がっている選手中でも注目選手は多く、今後リストアップされる選手もいると思うが、私はこの5選手の動向に注目したい。