Bリーグ2020-21シーズンで注目の外国籍ガードを紹介

2020-21シーズンからBリーグのオンザコートルールが変更となることにより、今までほとんどなかった外国籍のガードプレイヤーとの契約が続々と発表されている。
今回は契約が発表された外国籍ガードプレイヤーをまとめて紹介。

part1はこちら


ディージェイ・ニュービル(D.J.Newbill)
大阪エヴェッサ

■プロフィール
出身    :アメリカ合衆国
生年月日  :1992年5月22日(28歳)
身長    :193 cm
体重    :95  kg
出身校   :ペンシルベニア州立大学
ポジション :ポイントガード/シューティングガード

■経歴
2015-2016:ASVEL(フランス)
2016    :Akhisar Belediyespor(トルコ)
2016-2017:Telenet Oostende(ベルギー)
2017-2018: New Zealand Breakers(ニュージーランド)
2018    :Polski Cukier Toruń(ポーランド)
2018-2020:Cairns Taipans(オーストラリア)
2019    :BC Avtodor(ロシア)
2020-     :大阪エヴェッサ(日本)

■受賞歴
カンファレンスUSAオールフレッシュマンチーム(2011)
ALL Big 特別賞(2013)
ALL Big Ten 2ndチーム(2014、2015 )
ベルギーリーグチャンピオン(2017年)
ベルギーカップチャンピオン(2017年)
ALL NBL 2ndチーム(2020)
NBL最優秀ディフェンスプレーヤー(2020)


オーストラリアリーグの最優秀ディフェンシブプレイヤー

NBA経験はないもののフランス、トルコ、ベルギー、ニュージーランド、ポーランド、オーストラリア、ロシアなどでプレイ。
大学時代はチームのエースとして、リーグトップの平均20.7得点を記録。鋭いドライブからの得点のみならず、高い3Pシュート成功率も兼ね備えたコンボガードである。
昨シーズンはオーストラリアリーグ(NBL)でプレイし、27試合出場し1試合平均18.8得点、3.0リバウンド、3.3アシスト、1.4スティール、FG成功率51.2%、3P成功率41.7%とを記録し、、ALL NBL 2ndチームに選出された。さらに、ディフェンス力にも定評があり、ボールハンドラーへのプレッシャーディフェンス、オフボールでの対応などにも高い水準でこなすことができる。2018-19シーズンはチームの最優秀守備選手賞を受賞し、2019-20シーズンはNBLの最優秀守備選手賞に選ばれた屈指のディフェンダーでもある。

■NBL 2019-20シーズンで33得点を記録したハイライトゲーム




ネナド・ミリェノヴィッチ(Nenad Miljenovic)
三遠ネオフェニックス

■プロフィール
出身    :セルビア
生年月日  :1993年4月8日(27歳)
身長    :194 cm
体重    :85  kg
ポジション :ポイントガード

■経歴
2011-2012:KK Partizan(セルビア)
        :KK Mega Vizura(セルビア)
2012-2013:KK Radnicki Kragujevac(セルビア)
2013-2015:KK Mega Vizura(セルビア)
2015-2016:Baloncesto Sevilla(スペイン)
2016-2017:P.A.O.K. BC(ギリシャ)
2018-2019:OKK Beograd(セルビア)
2019    :KK Petrol Olimpija(スロベニア)
        :KK Mega Bemax(セルビア)
2019-2020:OKK Beograd(セルビア)
2020-    :三遠ネオフェニックス(日本)

■代表歴
U-16セルビア代表:欧州選手権 銅メダル(2009)
U-17セルビア代表:ワールドカップ出場 (2010)
U-18セルビア代表:欧州選手権 銀メダル(2011)
U-20セルビア代表:欧州選手権出場(2012)


実力未知数のセルビアのクリエイティブポイントガード

バスケの強豪国であるセルビア出身の大型ポイントガードで、プロキャリアとしてセルビア、スペイン、ギリシャ、スロベニアなどヨーロッパを中心にプレイ。
昨シーズンはセルビアのOKK Beogradでチームキャプテンとしてプレイし、1試合15.8得点、7.4アシスト、3.4リバウンドを記録。
ほとんどプレイ動画はないものの、2020年2月21日の試合で17得点とキャリアハイの19アシスト、7スティールという数字を残している。
今シーズン三遠ネオフェニックスで指揮を執るブラニスラフ・ヴィチェンティッチヘッドコーチの教え子ということもあり、彼の起用方法は熟知しているはずである。
ショットクリエイターとしての活躍と、サーディ・ラベナとのバックコートコンビ、ステヴァン・イェロヴァツとのセルビアコンビがどのような相乗効果を生むのか期待したい。

2016-2017シーズンのプレイ(ほとんどプレイ動画がない)




ジョナサン・オクテウス(Jonathan Octeus)
滋賀レイクスターズ

■プロフィール
出身    :アメリカ合衆国
生年月日  :1991年10月23日(28歳)
身長    :193 cm
体重    :77  kg
出身校   :パデュー大
ポジション :ポイントガード/シューティングガード

■経歴
2015    :Texas Leagends(NBA D-League)からドラフト指名
2015-2016:Canton Charge(NBA D-League)
2016-2019:Windy City Bulls(NBA D-League、G League)
2019-2020:Phoenix Hagen(ドイツ)
2020-   :滋賀レイクスターズ(日本)

「3x3」のアメリが代表でもあるコンボガード

4シーズンNBAの傘下であるNBADリーグ(現Gリーグ)でプレイし。昨シーズンは自身初の海外リーグでプレイ。
1試合平均29.5分プレイし、12.5得点、6.2リバウンド、4.9アシスト、0.9スティールを記録。3P成功率29.3%とあまり高くないものの、ゴールへのドライブ能力、ディフェンス能力に定評がある。
さらに彼は3人制バスケ「3x3」のアメリが代表でもあり、「Pan American Games」で金メダル獲得に貢献した異色の経歴の持ち主である。
プレイスタイルは、ゲームメイカーというよりはスラッシャータイプのプレイヤーで、アシストよりもリバウンド力の方が高い。インサイドへのカットインからキックアウトでシューターへアシストも可能であり、6thマンとしてもオフェンスにアクセントを加えてくれそうな選手である。